2020/08/29

突然ですが、「サーバー」とは何でしょう?
ITシステム関連のニュースなどで、
「サーバーに不正アクセスされ、個人情報〇万件流出!」など、
サーバという言葉自体はたまに耳にするかと思いますが、
実際は、「そもそもサーバーってなんだよ!」と心の中でツッコミをいれている人も多いかと思います。
なぜなら昔の私もそうだったからです。
そこで今回は、「サーバー」について、サーバーというものを全く知らないあなたにも分かりやすいように例え話も交えて解説していきたいと思います。
◾️対象想定読者
- 「サーバー」についてよく分かっていない人
- 未経験からIT業界への就活をしていて、サーバという言葉を耳にする機会があったけど、「なんだそれ!そんなのも知らない自分大丈夫かな?と不安になっていた人」
◾️この記事を読むとどうなる?
- 「サーバー」とは何かが理解・イメージできるようになる
- 「サーバーって何?」と聞かれた際に概要を説明できる
では早速みていきましょう!
「サーバー」を一言で表現すると?
まず「サーバー」を一言で説明するなら、
情報やサービスを提供しているコンピュータ
といえるでしょう。
「サーバー」とは?
では詳しくみていきましょう。
サーバーとは「情報やサービスを提供しているコンピュータ」のことであると言いましたが、これだけではなんのことかさっぱり分からないですよね。
私も初めて「サーバー」という言葉を知ったときにこのような説明を聞いても全く分からなかったですから。
でも安心してください。
ここからめちゃくちゃ噛み砕いて説明していきます。
「サーバーとは情報やサービスを提供しているコンピュータである」
この説明を理解するには、まずコンピュータには大きく2種類あるということを理解する必要があります。
2種類のコンピュータとは?
コンピュータには大きく次の2種類あります。
- データやサービスを利用する側のコンピュータ → パソコン
- データやサービスを提供する側のコンピュータ → サーバー
このうち「データやサービスを利用する側のコンピュータ」というのがあなたも使っているパソコンにあたります。
あなたはそのパソコン(ノートパソコンや置き型のパソコンなど色々種類はあると思いますが)を使って、Webサイトを見たり、メルカリとかのサービスを利用しているかと思います。
そしてもう一方の「データやサービスを提供する側のコンピュータ」というのが、先ほどからも言っている通りサーバーにあたります。
つまり、サーバーにはみんなが見るためのWebサイトのWebページが保存されていたり、Webサービスが動くシステムが保存されているのです。
そして、パソコンがサーバーに対して「AppleのWebサイト表示して!」とお願いすると、サーバーが「これだよ!」といってWebページを渡してくれるので、パソコンでAppleのWebサイトを見ることができるのです。
どうやってそのお願いをするかというと、あなたも普段やっていることで、AppleのWebサイトのURLをたたくことでお願いしたことになります。
このあたりの詳しい仕組みはまた別の機会に解説できればと思います。
サーバーの実態は?
と、ここまででサーバーの役割についてなんとなく理解してもらえたかと思いますが、まだイメージが湧きにくいですよね。
それもそのはず、ノートパソコンと言われれば下にあるイラストのようなものを想像できるかと思いますが、
サーバーってそもそも見たことないですよね。。
ということでサーバーのイラストを引っ張ってきました。
下のようなものがサーバーの実態となります。
基本的にサーバーにはパソコンのような画面はなくただただ大きな機械というのがサーバの実態です。
ただパソコンにCPUやメモリやハードディスクなどがあるように、サーバにももっと高性能なCPUやもっと大容量のメモリやハードディスクが搭載されています。
このサーバがパソコンからWebページなどの何らかのものを要求されるたびに、その要求を処理してITサービスを提供しているのです。
※あくまで一般的な話で、高機能にすればするほどお金もかかるので、サーバーの用途によってはあまり高機能でないものもあります
もし、システムテロが起きるドラマや映画とか(どんな映画や。。!)で
このサーバーがずらーと並んでいる部屋(サーバールームって呼ばれたりします)があったりするのですが、
それを見たことがある人なら、「あれは全部サーバーだったんだ!」と思えるかと思います。
サーバーは誰のものか?
ここらで、そもそも前提となる、サーバーは誰のものか?という疑問を解消したいと思います。
そもそも上のようなサーバーは、各企業たちが自分たちで用意しているものになります。
なので、AppleのWebサイトだったらAppleが管理しているサーバーにWebページを取得しにいきますし、
メルカリのサービスを利用する時は、メルカリが準備したサーバーにアクセスしているのです。
「サーバー」を現実世界で例えると
最後に「サーバー」を現実世界に置き換えてもっと分かりやすくイメージしてみましょう。
- パソコン=自分自身
- サーバー=図書館
と例えるとイメージがつきやすいかと思います。
そもそもIT化が進む前は、例えば図書館の開館情報が知りたければ、
自分の足で図書館まで行き、受付に置いてある開館情報が記載してあるチラシを確認していました。
それをIT化してチラシに記載している情報をサーバーにデータとして置くことで、
私たちはわざわざ図書館まで足を運ばなくても、
パソコンやスマホを利用してその図書館情報が記載されているURLにアクセスすることで、
簡単に情報を得ることができるようになったのです。
こう考えるとパソコンとサーバーについてイメージがついたかなと思います!
※なのでサーバーは図書館以外にもIT化したもの全てに置き換えて考えられます
まとめ
ということで今回は「サーバー」について分かりやすく解説してみました。
サーバー=情報やサービスを提供しているコンピュータ
ということが理解できるようになっているとよいですね!