2020/08/29

突然ですが、「OS」とは何でしょう?
「Windowsとかのことでしょ?」と言われれば「はい、その通りです」と終わってしまうのですが、「じゃあ、Windowsってなんだぁ!?」と新しい疑問が出てきてしまいそうです。
そもそも「OS = Windowsとかのこと」がもうわけわからんという人もたくさんいるかと思います。(私も最初は本当にわけわからん状態でした。。)
そこで今回は、「OS」について、OSというものを全く知らないあなたにも分かりやすいように例え話も交えて解説していきたいと思います。
では早速みていきましょう!
◾️対象読者想定
- 「OS」ってなんや!日本語で言ってくれやって思っている人
◾️この記事を読むとどうなる?
- 「OS」についてどういうものかイメージが湧く
- 「OS」について概要を説明をできるようになる
「OS」を一言で表現すると?
まず「OS」を一言で説明するなら、
CPUやメモリなどのハードウェアとWordやExcelなどのアプリケーションの間に入ってパソコン全体を管理する核となるソフトウェア
といえるでしょう。
「OS」とは?
では詳しくみていきましょう。
OSの正式名称
そもそもOSを略さずに言うと、
OS = Operating System (オペレーティング・システム)
の略で、日本語で考えると何かを操作するシステムと言えそうですね。
OSのイメージ
では、「CPUやメモリなどのハードウェアとWordやExcelなどのアプリケーションの間に入ってシステム全体を管理する核となるソフトウェア」とはどういうことか。
これを理解するには、一般的なパソコンはどのようにして動いてるのか、という全体像を把握する必要があります。
パソコンは大きく次の3層で動作しています。
- 1層目:土台となる物理的なCPUやメモリ、ディスクなどのハードウェア
- 2層目:土台とアプリケーションの間に入り、アプリケーションとハードウェアの橋渡しをするOS
- 3層目:実際に我々が利用するWordやExcelなどのアプリケーション
イメージとしては ↓ こんな感じですかね。
そこでOSというのはアプリケーションとハードウェアの間で、例えば「現在、Wordを使うのにCPUとメモリは〇%利用していてExcelには◯%利用している、まだまだ大丈夫そうだ」というように、管理をしてくれているのです。
また、Excel等のアプリケーションで入力した情報をハードウェアの一つであるディスクに書き込んで保存する際にも、システムの内部的にはOSが動作して情報を書き込んでくれているのです。
このようにパソコンの核となるのがOSなのです。
OSの種類
OSにも色々な種類があります。
スポーツの中にサッカーや野球があったり、楽器の中にフルートやトロンボーンがあったりというのと同じように、OSの中にはWindowsやMacOSといった種類のOSがあります。
一般消費者向けに販売されているノートパソコンはほぼWindowsというマイクロソフト社が開発したOSが既に入っていますが、AppleのMacを購入したらMacOSというAppleが開発したMac用のOSが入っていたりします。
我々が普段使うパソコンは基本ほぼこのWindowsかMacOSしかないと思って大丈夫です。
それ以外にサーバ用のOSとしてLinuxとかあったりしますが、それはまた別の機会に解説したいと思います。
OS = ソフトウェアの一種
また、OSの種類と少し関係するところで、OSというのはアプリケーションと同じくあくまでソフトウェアの一種です。
ソフトウェアというのは、メモリやハードディスクといったハードウェアのように物理的に存在するものではなく、プログラムで書かれた実態はただのファイルです。
もう少し先ほどの例に付け加えるとするなら、
- スポーツの中の球技の中にサッカーや野球がある
- スポーツの中のラケット競技の中に卓球やバドミントンがある
ように
- ソフトウェアの中のアプリケーションの中にWordやExcelがある
- ソフトウェアの中のOSの中にWindowsやMacOSがある
という風にイメージすると分かりやすいかもしれません。
「OS」を現実世界で例えると
最後に「OS」を現実世界に置き換えてもっと分かりやすくイメージしてみましょう。
OSはテレビ番組や演劇などの舞台でいう裏方の人とイメージすると分かりやすいかもしれません。
OS = 裏方の人たち
アプリケーション = 表舞台に立つ俳優や芸人
ハードウェア = カメラや証明
パソコンでExcelを使う = テレビドラマで俳優を見る
テレビドラマやバラエティ番組では、カメラや照明を使って綺麗に映し出された俳優さんや女優さん、面白く映し出された芸人さんを我々は実際に見て楽しむことができています。
そして、その裏では常にカメラマンさんや照明さんやスタイリストさんなど色んなスタッフさんが、俳優や芸人が最高のパフォーマンスができるように動いています。
裏方のスタッフさんがいなければカメラで映すこともできず、テレビは成り立ちません。
パソコンも同様に、CPUやメモリを準備しただけではExcelは起動させることができず、ましてはインストールすらできません。OSという裏方(ハードウェアとアプリケーションの橋渡し)がいて初めてExcelというアプリケーションを我々は利用することができるのです。
まとめ
ということで今回は「OS」について分かりやすく解説してみました。
OS = Operating System (オペレーティング・システム)の略で、
CPUやメモリなどのハードウェアとWordやExcelなどのアプリケーションの間に入ってパソコン全体を管理する核となるソフトウェア
ということが理解できるようになっているとよいですね!